三囲稲荷社
創建年不詳。三囲の名は社殿の下から掘り出された翁がまたがる白狐の神像から白狐が現れて、三遍回って姿を消したことに由来するとされる。元禄6(1693)年6月28日に俳人宝井其角が雨請いのために、「夕立や田を見めぐりの神ならば」の句を捧げたところ、雨が降ったということでも有名。神社は低地にあり、鳥居も土手の下に立っていたため、隅田川の方から眺めると、鳥居は土手にめりこんだように見えたという。
錦絵・絵画等
隅田川三囲り堤
隅田堤の樅の古ほく暴風の為都鳥の姿をあらはす図
暮雪 (三囲)
三廻
〔江戸高名会亭尽〕 三囲之景
(三囲の図)
三囲の夜雪
その他の資料
- 三囲稲荷社(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 隅田川東岸 三囲稲荷社(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)