橋場・今戸
隅田川西岸の、今戸橋から鐘ヶ淵あたりまでの一帯。橋場は、『義経記(ぎけいき)』『源平盛衰記』に浮き橋を架けたと記載があり、それが地名の由来という。橋場の渡しは現在の橋場2丁目から隅田区堤通りを結んでいた。今戸は、近くの石浜に古い港があったのに対し、新しく港を開いたので、今津といったものが今戸と転訛したと考えられている。今戸焼(人形、瓦など)は江戸名物の一つで、錦絵には今戸焼を焼く窯と煙が描かれることが多い。
錦絵・絵画等
その他の資料
- 橋場(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- [隅田川西岸]其二 思川 橋場渡(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)