待乳山聖天宮・今戸橋
待乳山は現在の隅田公園内にある小さい丘で、東に筑波山、西に富士山をのぞむことができた。本所・深川などが埋立てられる以前はこの山を入津の目標にしていたといわれ、付近の土を採って日本堤を築いたという言伝えもある。山上には聖天(しょうでん)宮が祀られ、商店・花柳界の信仰が厚かった。山の下にある今戸橋は山谷堀の最下流にかかっており、現在の浅草7丁目と今戸1丁目を結ぶ。
錦絵・絵画等
〔江戸高名会亭尽〕 今戸橋之図
今戸橋真乳山
晴嵐 (待乳山)
[富士筑波隅田川の圖]
江戸名勝図会 真乳山
名所江戸百景 真乳山山谷堀夜景
東都名所 真土山之図
その他の資料
- 真土山(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 真土山聖天宮(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 聖天宮(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 山谷堀 今戸橋 慶養寺 『江戸名所図会 7巻』(1834)