外桜田
外桜田門(現在の桜田門)周辺。日比谷堀・桜田堀と外堀に挟まれた範囲で、武家屋敷が立ち並んでいた。もともとは東京湾の入江であったが、文禄年間(1592-96)に江戸城西丸造営で生じた大量の残土で埋め立てられた。江戸時代を通じて諸大名の屋敷地となった。錦絵には、桜田堀沿いの彦根藩井伊邸の赤い門や、井伊邸前にある桜の井戸がよく描かれる。まさに桜田門外の変が起きた場所である。なお、井伊邸は現在の憲政記念館の位置にあたる。
錦絵・絵画等
江戸名勝図会 桜田
〔江戸勝景〕 桜田外の図
外さくら田
江戸名所 外桜田弁慶堀
名所江戸百景 外桜田弁慶堀糀町
外桜田雪あがりの朝
東都名所外桜田弁慶堀桜の井
写真
地理写真帖 内國之部第2帙
その他の資料
- 桜田(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 桜が井(本文・挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)