虎ノ門
現在の霞が関一丁目と港区芝虎ノ門一丁目の間にあった、虎ノ門の周辺を言う。虎ノ門の由来は、付近の屋敷に虎の尾と呼ぶ桜があった、太田道灌の出陣に際し千里行って帰るという虎にちなんだ、朝鮮から献上された虎を運び入れようとしたが、檻が大きく従来の門では通れなかったため門を改造した、などの説がある。錦絵には、堰をこえて溜池に流れ込む水や、葵坂(あおいざか)、金刀比羅宮(ことひらぐう)が描かれることが多い。
錦絵・絵画等
葵阪之図
東都あふひ坂葵
江戸名勝図会 虎の門
名所江戸百景 虎の門外あふひ坂
〔江戸勝景〕 虎之門外之図