人体のサイズを調べる
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科学技術・経済情報室 作成
人体のサイズ関係の情報を調べるには以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 人体のサイズを調べる
人体のサイズについて調べるための資料には以下のようなものがあります。
- 『理科年表』(丸善出版 年刊 【Z43-469】)
- 『理科年表』(机上版 丸善出版 年刊 【Z43-470】)(目次例: 2021)
日本人の年次別・年齢別・性別の平均身長・体重やヒトの器官(臓器)・組織重量および臓器指数の年齢変化が掲載されています。 - 『データによる日本人の体格体型』(大学教育出版 2007.4 【SA31-H14】)*
年齢、季節、人種、遺伝などの体格体型への影響データをまとめています。 - 『アパレル設計用の人体寸法データ集. 2004-2006 成人男性用』(人間生活工学研究センター 2009.3 【M141-L41】)*
- 『アパレル設計用の人体寸法データ集. 2004-2006 成人女性用』(人間生活工学研究センター 2009.3 【M141-L42】)*
『日本人の人体寸法データベース2004-2006』から衣料品設計に関係する16項目を抜き出してまとめています。 - 『日本人の事典』(朝倉書店 2003.6 【SA51-H2】)*
体格と体型に関する日本人の特性について解説とデータを掲載しています。 - 『Human factors and ergonomics design handbook』(Third edition McGraw-Hill Education. [2016] 【M141-B24】)
Part4「Human Factors Data」内のChapter34「The Body」でそれぞれの部位についてのデータを掲載しています。 - "The measure of man and woman : human factors in design"(Revised edition John Wiley & Sons, Inc. [2002] 【YU111-B1363】)
産業デザインの参考となる人体測定データを紹介しています。階段を登る、腕を回すなど動作に伴う数値もわかります。
人体の測定方法について調べるための資料には以下のようなものがあります。
- 『人間計測ハンドブック』(朝倉書店 2003.9 【M141-H20】)*
人間の基礎的な計測手法およびその応用事例を紹介しています。 - 『子ども計測ハンドブック』(朝倉書店 2013.6 【M141-L10】)*
子ども対象の計測方法のほか、計測データ、製品事例や規格なども紹介しています。
このほか、身長や体重などは統計調査が実施されています。リサーチ・ナビにおいて関連する主な記事を紹介します。
また、人体のサイズに関する規格もあります。規格の調べ方については以下の記事をご覧ください。
2. 国立国会図書館サーチで検索するには
ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構提供のJ-GLOBALで別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。
国立国会図書館サーチの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索することができます。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
以下のような分類記号に、キーワードとして「サイズ」「計測」「測定」「データ」などを掛け合わせて検索します。
- 人間工学 M141 *人体測定を含みます。
- 形質人類学 SA31
件名
「人体測定」、「人間工学」、「福祉工学」などが普通件名として挙げられます。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し「M141」、「SC31」などで検索をすると、人体のサイズに関連するほかの普通件名を探すことができます。
3. インターネット情報源
- HQLデータベースサイト(人間生活工学研究センター)
「寸法」のページに、子ども、乳幼児、標準的体型の中年男女の3つの人体寸法データベースが無料公開されています。有料で入手できるものも紹介されています。 - AIST/HQL人体寸法・形状データベース(人工知能研究センター)
産業技術総合研究所が作成した人体寸法・形状のデータベースです。同研究所に所定の事項を記載して問い合わせると、データベース情報のの提供を受けることができます。なお、1991年~1992年に計測した個別データ(18-29歳男女各200名、60歳以上男女各50名の日本人)については、ダウンロードできます。 - JIS検索(日本産業標準調査会)
人体の測定に関する日本産業規格(JIS規格)「人間工学-設計のための基本人体測定項目」(Z8500:2002)の規格を閲覧できます(要・利用者登録)。規格票は当館関西館でも所蔵しています【M/JIS Z 8500:2002】。規格本文は『JISハンドブック 人間工学』で閲覧できます(例:『JISハンドブック 人間工学 2023』 (日本規格協会 2023.1 【M361-M426】)。
※規格票は個々のJISをA4サイズで印刷した小冊子で、本文のほか、解説が付属している場合があります。 - ISO 7250-1:2017(International Organization for Standardization)
人体の測定に関するISO規格"Basic human body measurements for technological design -- Part 1: Body measurement definitions and landmarks"を有料で入手できます。 - PeopleSize 2020
オーストラリア、アメリカ合衆国、フランス、日本、中国などのデータをまとめた有料データベースです。