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DC-NDL(RDF)フォーマット仕様ver.3系の主な変更点(今後の予定を含む)

1. 改訂の概要

DC-NDL(RDF)ver.3系では、国立国会図書館サーチが扱うデータの範囲や、連携経路の拡張等に対応するため、書誌情報(dcndl:BibResource)と個体情報(dcndl:Item)との定義の見直しや、メタデータ項目の追加などを行っています。

改訂により、今後、様々な利用形態に応じた情報の格納を容易にすることを目指しています。

本ページでは、改訂の主な変更点をご案内しています。

2. 主な変更点

(1)個体情報(dcndl:Item)の項目拡張

書誌情報(dcndl:BibResource)と個体情報(dcndl:Item)の定義を見直し、主に、個体情報(dcndl:Item)の項目拡張を行います。
代替テキスト
書誌情報(dcndl:BibResource)は、基本的に利用形態によって変更されない共通的な情報を格納するものとして項目を選定し、利用形態に固有の情報(その資料がどこでどう利用できるかを示す情報)は、個体情報(dcndl:Item)側に寄せるよう検討しました。
これに伴い、次の項目は使用を停止します。

項目名停止後の運用
デジタル化した出版者
dcndl:digitizedPublisher
dcndl:Item配下で、次の項目を使用
・dcterms:publisher
デジタル化に限らずその利用形態のコンテンツを出版した者を記録する
デジタル化した日
dcndl:dateDigitized
dcndl:Item配下で、次の項目を使用
・dcterms:date
・dcterms:issued
デジタル化に限らずその利用形態のコンテンツが出版または作成された日付情報を記録する

なお、一部項目について、書誌情報(dcndl:BibResource)と個体情報(dcndl:Item)とで重複している場合があります。

(2)利用条件・権利に関する項目の変更

コンテンツやメタデータの利用に関する項目を新設しました。また、(1)にも関連して、コンテンツの利用や権利に関する情報の出力階層を個体情報(dcndl:Item)に変更します。

項目名記録する階層変更点
二次利用条件(ライセンス情報)
dcndl:rights
dcndl:BibAdminResource
dcndl:Item
メタデータや対象のコンテンツの利用条件を示す条件を記録する項目として新設
アクセス制限
dcterms:accessRights
dcndl:Item記録する階層を変更

(3)データベース情報(メタデータの提供者)に関する情報の拡張

dcndl:BibAdminResource(管理情報)配下に、dcterms:provenance(データベースに関する情報)を新設し、データベース名、データベースの提供機関名等の格納を開始します。
なお、dcndl:BibAdminResource(管理情報)配下に記録されたdcndl:rights(二次利用条件)は、当該のデータベース提供機関が定めたメタデータの二次利用条件であることを示します。
また、dcterms:provenance(データベースに関する情報)は繰り返し格納可能です。これにより、IRDB等のアグリゲータを経由して連携される個々のデータベースに関する情報を格納可能となります。

(4)コレクション情報を格納する項目の新設

アイテムの集合体としてのコレクション単位のメタデータ定義として、dcndl:collection(コレクション)を新設します。

(5)一部項目での言語属性を示す情報の格納開始

DC-NDLでは、カナ読みをtranscription(読み)としてタイトルと構造化させる表現を採用しています。そのため、全体的に言語属性を示す項目を格納する改訂は行いません。ただし、以下の一部項目については、元データが言語属性を持つ場合に限り、格納できるよう項目を改訂します。
・dcterms:provenance(データベースに関する情報/データベース名)
・dcndl:alternative(別タイトル)
・dcndl:publicationName(掲載誌名)
・dcndl:holdingAgent(所蔵機関/所蔵機関名)

(6)関連性を示す情報(関連指示子)の採用開始(一部検討中)

各項目に記載された情報と、コンテンツとの関係性を示す情報として記録されるメタデータの実績が増えつつあることや、コンテンツの由来を示す目的のため、一部項目について関連性を示す情報の格納を開始します。
・dcterms:creator(著者) 著者、翻訳等の役割を示す語彙を格納

なお、以下の項目については引き続き望ましい格納方法を検討いたします。
・dcterms:publisher(出版者) 発売、印刷等の情報(現在はdcterms:publisher配下の注記として格納)
・dcndl:holdingAgent(所蔵機関) デジタル化の場合の現物(原資料)やデジタルコンテンツ(デジタル化された画像情報自体)など、何を所蔵している機関なのかの情報を格納(現在はデジタル化の原資料の所蔵機関を注記として格納)
なお、いずれの場合も、連携先のデータで記録されているなど、判明している場合に限り格納されます。国立国会図書館サーチ一律で記録される情報ではない点にご留意ください。

(7)資料形態に関する情報を記録する項目の追加(検討中)

国立国会図書館サーチやみなサーチで統一的に付与している資料形態や資料種別については引き続き望ましい出力方法を検討いたします。

参照先:出力方法を検討中の項目

(8)書誌情報(dcndl:BibResource)の出力に関する変更

書誌情報(dcndl:BibResource)と個体情報(dcndl:Item)とのリンクの表現にあたって、一つのdcndl:BibResourceタグの下に、書誌情報レベルの各メタデータ項目を表現するタグと、書誌情報と個体情報とのリンクを示すdcndl:recordタグを、共に出力するよう変更いたしました。

  • DC-NDL(RDF)ver.3系の出力例

    <dcndl:BibAdminResource rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx">
    	// 管理情報レベルのメタデータ
    
    	<dcndl:record rdf:resource="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#material"/> // 管理情報から書誌情報へのリンク
    </dcndl:BibAdminResource>
    <dcndl:BibResource rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#material">
    	// 書誌情報レベルのメタデータ
    
    	<dcndl:record rdf:resource="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#item"/> // 書誌情報から個体情報へのリンク
    </dcndl:BibResource>
    <dcndl:Item rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#item">
    	// 個体情報レベルのメタデータ
    
    </dcndl:Item>
    
  • (参考)DC-NDL(RDF)ver.2系の出力例

    <dcndl:BibAdminResource rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx">
    	// 管理情報レベルのメタデータ
    
    	<dcndl:record rdf:resource="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#material"/> // 管理情報から書誌情報へのリンク
    </dcndl:BibAdminResource>
    <dcndl:BibResource rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#material">
    	// 書誌情報レベルのメタデータ
    
    </dcndl:BibResource>
    <dcndl:BibResource rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#material">
    	<dcndl:record rdf:resource="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#item"/> // 書誌情報から個体情報へのリンク
    </dcndl:BibResource>
    <dcndl:Item rdf:about="https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-Ixxxxxxxx#item">
    	// 個体情報レベルのメタデータ
    
    </dcndl:Item>
    

(9)その他(検討中)

以下の項目については、引き続きシステムでの実装方法を検討いたします。

  • dcndl:uniformTitle(タイトル標目)およびdcterms:creator(作成者)に格納する「国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)」以外の典拠ID
  • dcterms:issued(出版年月日)およびdcterms:available(利用可能日)のRKMS-ISO8601形式
  • dcndl:publicationName(掲載誌名)が複数の言語属性の値を持つ場合の出力