御茶の水
江戸時代には、神田川北岸の湯島の西辺を指した。この地にあった高林寺の井戸水が良質で将軍家に献上されたことが地名の由来とされる。神田川(外堀)沿いに大樹が鬱蒼と茂り、茗渓(めいけい)とも呼ばれる景勝地であった。神田上水を渡す懸樋が万治年間(1658-1661)に架けられてから、江戸名所の一つとなった。この懸樋にちなみ、懸樋の西に架かる橋を水道橋と呼ぶようになった。
錦絵・絵画等
お茶の水
お茶の水雪中の美人
東都御茶の水
東都名所御茶之水
東都名所 御茶之水之圖
東都名所本郷御茶の水
その他の資料
- 御茶の水 水道橋 神田上水懸樋(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 水道橋(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)