熊野十二社
応永年間(1349-1427)頃、紀州から鈴木九郎(くろう)某が流れつき、故郷熊野の十二所の神を勧請したことに始まる。付近の地名を十二社(じゅうにそう)と言う。熊野神社西側にあった十二社の池は、角筈村の用水池として利用され、娘が入水し大蛇になったという伝説を持つ。東側には滝があり、景勝地として賑わった。
錦絵・絵画等
名所江戸百景 角筈熊野十二社俗称十二そう
江戸名所之内 四谷角筈十二そうの池熊のゝ社
その他の資料
- 十二所権現社(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 角筈村十二所権現社(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 熊野瀧(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)