根津
根津権現(根津神社)の門前町として発達した。根津権現は元は千駄木にあった古社で、5代将軍綱吉が甲府藩主・松平綱豊(後の6代将軍家宣(いえのぶ))を養嗣子に迎えた際に、松平家の江戸屋敷があった現在地に勧請したもので、震災・戦災を免れた社殿は重要文化財に指定されている。境内には料理茶屋が並び、曙の里と呼ばれる遊観の地として江戸の庶民に親しまれた。
錦絵・絵画等
江戸名勝図会 根津
その他の資料
- 根津権現社(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 根津権現社[其一](挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 根津権現社[其二](挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)