芝大神宮
社伝によれば、寛弘2(1005)年鎮座。もとは赤羽橋の近く、小山神明という所にあったが、慶長3(1598)年増上寺が当該地を含む敷地に移転してくる関係で、現在の地に移動。徳川幕府の保護を受け、境内や門前には、茶屋、芝居小屋等が並び、相撲や富くじの興業も行われ、賑わいをみせた。また、9月11日から21日までの祭礼は、生姜市が立ち、土生姜が売られたことから「生姜祭」、また、期間が11日間にもわたることから「だらだら祭」とも呼ばれた。祭礼では縁起物として、赤飯など食べ物が入った千木(ちぎ)箱(杉を薄く削いで楕円に曲げ、赤・緑・青で模様を描いた小櫃)が売られた。
錦絵・絵画等
江戸百景余興 芝神明増上寺
江戸名所之内 芝神明社内之図
江戸自慢三十六興 芝神明生粋
江戸高名会亭尽 芝明神社内
芝神明宮祭礼生姜市之景
写真
東京景色写真版
東京景色写真版
東京景色写真版
東京景色写真版
東京風景
その他の資料
- 飯倉神明宮(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 飯倉神明宮(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- [飯倉神明宮 其二](挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 九月十六日飯倉神明宮祭礼(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)